ポイントはプロセスにあり

握手

例えば福祉を啓発するとき

講演会を開催した場合、どのような点で成功と言うか。そこは評価が分かれるところですが、まず大事なのは主催者自身が「目的」をどこにしているか、ということでしょう。例えば、「福祉問題の啓発」を目的に講演会を開いたとしましょう。参加者が多く盛況だったとしても、そこに来る参加者は、そもそも福祉問題について関心のある人ばかり。つまり、福祉問題の啓発を目的とした講演会に来る人には、啓発をする必要はなく、むしろ、講演会に来ない人に講演の内容をどう届けるか、が何よりのポイントになります。もちろん、講師に内容のある講演をしていただく必要はあります。と、同時に、講演会が目的ではなく、そこから派生して、例えば新聞や各メディア、SNS等を通じて講演内容を周知していくことが重要です。この点を講師が了承しておかなければなりません。しかし、講師によっては、こうしたメディア掲載がNGになることもありますので、この辺りは事前に主催者側は協議を詰めておく必要があります。また、当日を迎えるまでにチラシ等を拡散させることで、テーマに掲げる福祉課題の存在を周知していくこともポイントです。こう考えると、講演会はその日のみのものではなく、準備から当日、そしてその後の展開も含めての評価が必要です。つまり、プロセスこそが何よりも大事です。そしてそのプロセスを講師とともに共有し、ともに創り上げることができると、内容の濃い講演会になっていくことでしょう。つまり、そのプロセスが、主催者の「目的」である「福祉課題の啓発」になっていくのです。